だいぶ過ごしやすい気候になり、秋の訪れを感じる今日この頃。
10月4日に行われたハタケ部の活動は、参加者の熱気と収穫の喜びに満ちた一日となりました。
この日のイベントは、5月下旬に皆で植えたサツマイモの収穫です。約4ヶ月半の丹精込めた育成期間を経て、ついに迎えた収穫の様子を早速レポートします!
広がる畑で、この日のサツマイモ掘りは特に子どもたちに大人気でした。
事前に、鋭く伸びたツルを片付けた後、いよいよ土の中の宝探し開始です!
参加者はスコップを手に、株元から少し離れた場所を慎重に掘り進めました。
土の中からゴロゴロとサツマイモが顔を出す瞬間は、まるで大地のサプライズ。
掘り起こすたびに、子どもたちの最高の笑顔が溢れ、「見て!こんなに大きいのが獲れたよ!」とその歓声が畑中に響き渡りました。
今回収穫したのは、人気の高い「紅はるか」です。
5月下旬に植え付けた際、参加者の間でも期待の大きかった、ねっとりとした食感が特徴の「シモン」については、残念ながら生育上の理由から今回は収穫が叶いませんでした。
自然相手の難しさも感じさせられましたが、皆で力を合わせた収穫体験は、それ自体が貴重な学びの機会となりました。
「紅はるか」は大成功。畑の土の中から出てきたのは、どれも立派に育ったものばかり。
紅はるかは甘みが強く、加熱するとホクホクとした食感になるため、香ばしい焼き芋に最適な品種です。
参加者全員が、土まみれになりながらも、大地の恵みであるサツマイモを収穫する喜びを分かち合いました。
サツマイモは地中で育つため、いつが収穫のベストタイミングなのかを見極めるのが難しい作物です。
今回は、約4ヶ月の成長期間を経て、つるが枯れ始め、葉が黄色く変色してきたタイミングを見計らって収穫を行いました。
これは、サツマイモが十分に栄養を蓄えた収穫の合図です。
さて、収穫後のサツマイモはすぐにでも食べたいところですが、ここで美味しさを倍増させるためのひと手間があります。
それが「熟成(キュアリング)」です。掘りたてのサツマイモよりも、しばらく寝かせることで美味しさが格段に増すのです。
これは、サツマイモに含まれるデンプンが、温度と湿度を適切に保つことで、酵素の働きによりゆっくりと麦芽糖(糖分)に変わり、さらに甘みが増すからです。
今回収穫した「紅はるか」は、来月11月に予定している焼き芋大会に向けて、現在、コミュニティルームに置いて大切に熟成させています。
熟成を経て、どれほど極上の甘さに変わるのか、期待に胸が膨らみます!
今回収穫したサツマイモは、約1か月間の熟成を経て、11月に行われる焼き芋大会で、ホクホクで濃厚な美味しさを皆で分かち合う予定です。
コミュニティルームで大切に熟成させていますので、ぜひご期待ください!
活動にご参加いただいた皆様、お疲れ様でした!掘りたてのサツマイモがどんな甘さに変わるのか、楽しみに待ちましょう。