3月11日11時頃から、レタス、茎ブロッコリー、しょうが、ソラマメの苗を植えました。
どの野菜もいま植えると夏頃までには収穫できる見込み。大切に植えましょう!
サラダや炒めものなど、食卓にのぼる機会も多いレタスは、本葉が4〜5枚出た頃に苗を植え付けます。
株間30cm条間35cmの間隔をあけて穴を掘り、根鉢は崩さずに地面と根鉢の肩が揃うように浅植えします。
株元に少し土を寄せたら手のひらで軽く抑え、たっぷりと水をやります。
みずみずしいレタス、大きくなぁれ!5月中旬〜6月下旬頃に収穫予定です。
茎ブロッコリーは、中国原産の芥藍(カイラン)やブロッコリーなどとの交配でつくられました。
一般的なブロッコリーよりも茎が柔らかく食べやすいのが特徴。
こちらも油との相性も良さそうですし、炒めものやおひたし、もちろんサラダにも、あれこれ食卓を彩ってくれそうですね。
植え付けの際、隣との間が狭くなると株自体が小さくなり収穫量も減ってしまうため、40cm以上の間隔をとる必要があります。
植え付け後はたっぷりの水をやりますが、茎ブロッコリーは過湿を嫌うため水やりの回数を増やしすぎないよう注意です。
そーっと、そーっと。植え付けから2ヶ月程度で収穫が可能。
脇芽の長さが15cm~20cm、側花蕾が500円玉大(2cm~3cm)になったら食べごろです。
花が咲く前にきれいなハサミで収穫しましょう。
しょうがは風邪予防にもスパイスとしても活躍してくれる身体にやさしい根菜。
自家製生姜のジンジャエールなんて、いかにも美味しそうな響きです!
苗植えの際は株間30cm深さ15cmの植え穴を掘り、種ショウガを横に寝かせて植え付けます。
種ショウガの上に土を盛り、手のひらでしっかり押さえて鎮圧し、たっぷりと水をやります。
こちらは茎ブロッコリーとは違って乾燥に極端に弱い野菜。水切れに注意ですね。
6月〜7月頃が収穫の目安です。
サヤが空に向かって実ることから「空豆」と呼ばれるようになったとも言われるソラマメ。
茹でても焼いても甘みがあって美味しく、ビールにもよく合う!
子どもから大人まで人気の野菜です。
ソラマメは育てる手間もそれほどかからないことから、ビギナーでも挑戦しやすい野菜と言われています。
株間は15〜30cmあけ、乾燥した土を好むため土の表面が乾いたら水やりをする程度で十分です。
空に伸びていったサヤが下に下がってきたら収穫の目安。5〜6月頃でしょうか。
目でみてコミュニケーションを取りながら育てられるようで、これは楽しいですね。
参加した子ども達からは「根っこがラーメンみたい」との声も聞こえてきました…!
どの苗を扱う時も根鉢を崩さないよう、裏返して丁寧に、さかさまにして大事に植えていました。
ハタケ部の夏が楽しみです!!
果実の研究をしよう〜「バンペイユ」について〜
「バンペイユ」って聞いたことありますか?
マレー半島原産のバンペイユが熊本に渡ってきたのが大正時代。漢字では「晩白柚」と書き、世界最大の柑橘類だと言われています。
そんなバンペイユを熊本から持って帰ってきた細越さんが、匂いや大きさをみんなで共有しつつ試食を行いました。
皮がぶあつく、食べられる部分まで到達するとひとまわり小さくなったように見えます。
「どうやって剥くのかな?」興味津々の眼差しが向けられますが、果たして…!?
バンペイユができるまで
4〜5月頃、バンペイユの花が咲き人工授粉をさせると、6〜7月頃には害虫などから実を守るため袋がけを行います。
11月になると果実の色を良くするために袋を外し、ビニールハウスの中で上下をひっくり返しながら満遍なく太陽光を当て、今度は味が良くなるようにします。
こうして収穫され、出荷されるバンペイユのお味は…?
こどもたちの頭くらいの大きさがあるこの果実はどんな味がするのでしょうか?
さっそく住民たちに試食してもらうと「柑橘系のにおいが結構する」とか「酸味も穏やかで食べた後の舌に残る嫌な苦味もほとんど感じない」
「さっぱりしている」等の感想があり、食べやすく美味しい果実だということが良くわかりますね。
ハタケ部でさまざまな農作物の栽培や収穫を見ているので、今回のバンペイユのような珍しい果物にもあらゆる角度からの興味が湧いてきます。
農作物が作られる過程や育ってきた環境に想いを馳せながらいただく「世界最大の柑橘類」。じっくりと味わうことができました!