スープの香りで世界をめぐる!世界一周鍋ツアー:異文化の味わいを体験する温かな集い

スープの香りで世界をめぐる!世界一周鍋ツアー:異文化の味わいを体験する温かな集い

11月のハラッパ団地は、フランス、トルコ、メキシコ、そして日本の“国境を越えた鍋の香り”でいっぱいになりました。

今回のイベント「世界一周鍋ツアー」は、ただ珍しい料理を食べるだけではなく、その国の歴史や気候、食文化がどう味に影響しているのかをたっぷり味わう企画です。

レシピや調理工程を通して、鍋の背景に広がる世界観を感じる、とてもワクワクする時間になりました!

世界の鍋の秘密を解き明かす!異文化が育んだ「味の設計図」

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イベントはまず、各国の鍋の“味の仕組み”を知る講座からスタート!

今回登場したのは、フランスの「ブイヤベース」、トルコの「ヨーグルト鍋」、メキシコの「モーレ鍋」、そして日本の「塩麹レモン鍋」。
海と香草、発酵、スパイス、乳製品など、それぞれの文化が大切にしてきた味の組み立て方に、みんな興味津々。

「鍋ってこんなに種類があったんだ…」という声があがるなど、ただの煮込み料理ではない“知恵の結晶”としての魅力を再発見する時間となりました。

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中でも盛り上がったのは、素材の扱い方にまつわる豆知識コーナー。
ヨーグルトの調理のコツ:トルコ鍋のベースとなるヨーグルトは、コクと酸味の要ですが「沸騰させると分離する」という難しさがあります。
そこで「弱火でじっくり煮込む」ことがクリーミーさを保つ秘訣だと学びました。
ハーブの香りを引き出す合図:サフランやディル、コリアンダーといった香草は、“最後に加える”ことで香りが最大限に立ちます。
ほんの数十秒で風味が変わることを体験し、会場には感嘆の空気が広がりました。

異色の味覚体験:カカオとチリ、ヨーグルトが生み出す驚き

鍋種類

実際に調理と試食が始まると、会場には「こんな組み合わせアリ!?」という驚きの声が続々と飛び交いました。

メキシコ・オアハカのモーレ鍋:“甘くないカカオ”を使うモーレ鍋は、今回の最大のサプライズ。
トマトやチリと煮込むことで生まれるほろ苦く奥深い味わいに、「カカオってスイーツだけじゃないんだ!」と歓声が上がりました。
最後の塩胡椒で味が引き締まる瞬間は、会場が一体となるほど盛り上がりました。

トルコの香草ヨーグルト鍋:鶏肉と野菜をヨーグルトと出汁で煮込むこの鍋は、パプリカとディルが決め手です。
洋風でも和風でもない味わいで、「初めて食べるのに何だかクセになる!」という印象を残しました。

日本の塩麹レモン鍋:海外の変化球を楽しんだあとに、日本の“ほっとする優しさ”が安心感を運んでくれます。
塩麹の旨味をベースに、レモンを仕上げに加えることで、香りも味わいも一気にさわやかに。

ブイヤベースや塩麹鍋といった安心できる味に加えて、カカオやヨーグルトといった異国の素材が鍋に加わることで、味にぐっと奥行きが生まれるのを感じました。

この体験を通して、料理って食材の個性がキラリと光り、思わず「わぁ!」と声が出るようなハーモニーを作り出す、そんな奥深さがあるんだなと改めて感じました。

味わいの比較:調理工程と風味の深まり

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完成した4つの鍋を比較試食する中で、参加者はそれぞれの調理工程が味にどう影響したかをじっくり感じることができました。

ブイヤベースの深み:玉ねぎ、にんにく、セロリを炒めるベースから、トマト、サフラン、海老だしとバターで仕上げる工程を経て、
「魚介の味に深みがあって、家ではなかなか出せない味!」と大好評。
魚は崩れないよう最後に加える基本も再確認できました。

モーレ鍋の調和:カカオの苦味とチリの辛味が絶妙に混ざったモーレ鍋は、弱火でじっくり煮込むことでスパイスがじんわり溶け合い、豊かで奥行きのある風味に。
参加者も「なるほど〜!」と感心しながら味わっていました。

塩麹の安定感:「塩麹は裏切らない!」の声通り、発酵食品の自然な旨味がレモンの爽やかさとぴったり合い、誰もがホッとする親しみやすい美味しさに仕上がりました。

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ブイヤベースの濃厚な魚介の旨味、モーレ鍋のスパイスの奥行き、塩麹鍋の優しさ、ヨーグルト鍋のまろやかな新鮮さ。

それぞれの鍋を通して、国ごとの食文化や素材の違いを体感しながら、まるで“テーブルの上の世界旅行”をしているような時間になりました。

食の多様性に触れる喜び

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今回の鍋ツアーは、学びと調理、そして試食がテンポよく交互に進む構成だったため、参加者のみなさんは終始楽しみながら世界の味覚に触れられました。

普段の料理ではあまり使わないスパイスや食材を前に、参加者が夢中になって味の調整をする姿は、まるで研究者のよう。

「このスパイス使ってみたい」「次は家で再現したい」という声で、キッチンがとても活気づいていました。

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最後には「知らない料理って面白い」「世界を食べて旅した気分」といった声が多く聞かれ、満足感と好奇心に満ちた雰囲気でイベントは幕を閉じました。

今回の体験が、家庭でも新しい料理にチャレンジするきっかけになれば嬉しいです。

2025.11.18 NEW!
所在地
埼玉県草加市旭町6-14-1(6-14-2)
交通
東武スカイツリーライン「新田駅」徒歩8分
総戸数
55戸
駐車場台数
26台
敷地面積
5950.43m2
建築延床面積
3570.48m2
構造・規模
鉄筋コンクリート造 地上4階建
竣工
昭和46年1月
リノベーション
2018年5月大規模リノベーション工事完了
「ハラッパ団地・草加」までの路線図