埼玉県草加市にある「ハラッパ団地・草加」は「新しくて、あったかくて、どこか懐かしい」を目指したリノベーション団地。
入居者や地域の方が安心してあたたかい気持ちで暮らしていけるような場所を目指して日々、さまざまなイベントを行っています。
今回は夏真っ盛りの8月21日にハタケ部で行われた「サツマイモのつる返し」のリポートをお届けします!
大切なサツマイモの栄養が雑草に取られては大変!
みんなで土づくりから苗植えまでがんばってやってきたサツマイモを守るため、まずは周りの雑草取りからスタートしました。
今回は3組のご家族が参加され、暑い日差しが照らす中、たくさん生い茂った雑草をがんばって取りました。
そして、いよいよメインの「つる返し」へ。
そもそも、つる返しとはサツマイモのつるが1m以上伸びたら、つるを持ち上げて裏返しにして土に隠れている株元に戻す、という作業です。
でも、どうしてつる返しをしなければならないのでしょうか。それは、サツマイモの繁殖力の強さに理由があります。
つるが伸びて地面につくと、なんとそこから根を張って新しいサツマイモを作ろうとします。
「たくさんサツマイモができていいんじゃないの?」と思われるかもしれません。
確かにそうなのですが、サツマイモがたくさんできればできるほど、栄養が分散してしまい、大きなサツマイモができなくなってしまうのです。
せっかく育てて収穫するなら、大きなサツマイモがいいですよね。味も食べごたえも十分!
サツマイモを植えたのは今年の6月26日。「紅はるか」「シルクスイート」「安納芋」の3種類です。
ちなみに、サツマイモはジャガイモやサトイモと違い、苗から植えます。
かわいい苗から大きくておいしいサツマイモを、秋に収穫するのが、今から楽しみですね!
サツマイモのつる返しが終わると、次はハタケ部で収穫した夏野菜を使っての「ピクルス作り」と並行して「スイカ割り大会」をおこないました!
スイカ割り大会では、子どもたちが順番にチャレンジ。
「もっと右!もう少し左!」「そこそこ!」など、楽しいかけ声が響き渡って大盛り上がり!
最後は、お父さんがまるで侍のように綺麗に割って、あま~い大玉スイカをいただきました。
ちなみに、今回いただいたスイカは、豪雨で被害を受けた地域のもの。ハタケ部では、食品ロスにも貢献しています。
サツマイモのつる返しからはじまり、夏野菜のピクルス作りやスイカ割り大会と、夏っぽいイベントが盛りだくさんでした。
季節の終わりは寂しさを感じるものですが、特に夏の終わりは強く感じます。
でも、そんな夏の終わりを感じながらも、みんなで楽しく過ごすことができた1日でした。
今後もハタケ部の活動や各種イベントの様子などをお届けしていきます。